アロマテラピーってなに?
植物から抽出した香り成分である「精油」(エッセンシャルオイル)を使って、美と健康に役立てていく自然療法です。
「精油」ってなに?
植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものです。
(公益社団法人日本アロマ環境協会による定義より)
アロマテラピーは医療ではありませんし、医療にとって変わるものでもありません。ですが、昨今よく言われているQOL(生活の質)を大いに向上させることができるものだと考えています。古くから人類は植物にいろいろな効果や効能を見出して、傷や病気を直すために薬草として利用してきました。薬の原点とも言えるかもしれません。「精油」にも様々な効果・効能が期待できる成分が含まれていますが、決して医薬品ではありませんし、医薬品の代わりになるものでもありません。ですが「精油」には、香りの力があり、アロマテラピーにおいて、その力は大きなものであると言えます。そうです、香りなんです!その香りの力が、リフレッシュ、リラックスしさせ、心と身体のバランスを整えて、本当の意味での健康や美しさにたどり着くサポートをしてくれます。そんな力を使わない手はないと思いませんか?正しい精油の使い方を学べば、日常生活に手軽に取り入れられます。
香りの力はどうしてすごいの?
理科で習った記憶がある〜!という方もおられるかと思いますが、人間の五感の中で唯一、脳にダイレクトに情報が伝わるのが「嗅覚」です。
他の感覚は、神経を介して脊髄、そこから脳へと伝わります。例えば痛みなどが伝わるのにはおおよそ0.9秒かかります。
香りはなんと0.2秒以下で伝わるんです。感情や本能を司る「大脳辺縁系」や自律神経を司る「視床下部」に伝わるため、一瞬で情動を左右してしまいます。そして、身体の生理的な反応に影響を与えます。
いい香りを嗅ぐと、一瞬で心地よい気分に!この瞬時のシフトが、リラックスやリフレッシュになります。
そして、トリートメントなどによって精油の成分を皮膚から取り込み、身体に働きかけるということもわかっているんです。
是非日常生活に取り入れて、いろいろな場面に生かしていただきたいのです。